セミントラ【猫の慢性腎不全】

私は猫シッターという仕事をしています。 たくさんのお宅のネコちゃんのお世話をしていますが、10歳を過ぎた頃の猫ちゃんの多くが腎臓を患っており、専用の療養食を食べたり、薬を飲んだりしています。 猫と腎不全は切っても切れないもののようです。多くの猫にとって「腎臓のダメージ」は必ずと言っていいほど通る道だと思った方がよいかもしれません。

慢性腎不全と診断されたら…

自宅で薬(セミントラ 猫用)を服用

病院で初期の慢性腎不全と診断されたとき、まず最初に先生から指示されるのが、『フードの切り替え(療養食)』と『薬(セミントラ)の服用』です。

セミントラは、病院で検査してもらって蛋白尿(尿たんぱく)が出ていると処方されます。

【セミントラとは】
2014年から発売された新しい薬で、成分はテルミサルタンというものです。
効能は、猫の慢性腎臓病(慢性腎不全)における尿蛋白の漏出抑制です。
また、血圧を下げる効果もあるということです。
シロップ状の液体で飲ませやすく人も猫もストレス少なく治療に専念できます。
セミントラ

海外の薬ではよくありますが、ビンの蓋を押して回します。(子供の誤飲予防)コツがわかれば簡単です。

シリンジ(注射器のようなもの)が付いていて、そのメモリで測ります。猫の体重1Kgに対してメモリ1、体重が6kgだったらメモリ6です。
そして、猫の口に流し込みます。頭を抑えられるのは嫌がりますが、味そのものは嫌じゃない?のか、薬自体はそれほど嫌がりません。

毛につくととてもベタベタし、乾くと固くなります。
最初の頃は自分も猫も慣れてないので失敗してしまうこともありました。(口からはみ出てしまい違うところに薬がくっついてしまったり…)
毎日のことなので何回もやってるうちにほとんど失敗は無くなりました。

セミントラを始めてから半年以上あげています。数値は安定しています。

この薬は、病院でいただくと、5000円くらいします。ウチの猫は体重6~7キロなので、1本3週間くらいです。
輸入で安く買えるところもあります。

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